天井三日、底百日の意味
株価の「天井」(一番高い所)は長く続かず、わずか三日ほどで過ぎ去ってしまう一方、「底」(一番低い所)は百日ほどの長い期間にわたって横ばいが続く、という相場の値動きの非対称性を表した格言です。
数字はあくまで比喩で、正確な日数を指すものではありません。
天井は一瞬、底は長い、という期間の対比を強調しています。
上昇はなだらかな山を描いて緩やかに進む一方、天井をつけた後は急坂を転がり落ちるように下落し、その後長い停滞期間に入るという、相場の典型的なリズムを表現した言葉でもあります。
由来・背景
「相場の神様」と呼ばれた実業家・投資家の山崎種二氏の言葉に由来するとされています。
山崎氏は1893年に群馬県で生まれ、米相場で多額の利益を挙げた経験を持ち、1944年には山崎証券を創業したことでも知られています。
具体的な実例
ある銘柄が好決算をきっかけに急騰し、数日だけ高値圏で推移した後、材料が出尽くして緩やかに下落し、その後は長期間にわたって値動きの乏しい安値圏で推移する、という展開はよく見られます。
天井付近で売り遅れると、その後長い停滞期間を待つことになりかねません。
「もう少し様子を見よう」と迷っている間に、短い天井の期間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
もしも証券でも体験できる
株シミュレーションゲーム「もしも証券」のチャート機能で期間を日足・週足に切り替えながら観察すると、急騰後の天井が短期間である一方、その後の停滞(底値圏)が長く続く銘柄のパターンを見つけられます。
天井圏で利益を確定するタイミングの大切さを、実際の値動きを通じて学べます。
売り時を逃して長い停滞期間に付き合わされる経験をしておくと、次に急騰銘柄に出会ったときの判断が変わってきます。
