山高ければ谷深しの意味
株価が急激に大きく上昇したときほど、その反動として訪れる下落の値幅も大きくなりやすいという経験則です。
上昇が激しいほど「まだ上がる」と楽観したくなりますが、上げ幅の大きさ自体が、後の下落リスクの大きさを暗示しているとも言えます。
この格言には続きがあり、「谷深ければ山低し」「山低ければ谷浅し」と、上げと下げの大きさが循環していく相場サイクルの姿を表しています。
急騰局面ほど冷静さを失いやすいという、投資家心理への戒めでもあり、山が高いほど警戒心を強めるべきだという逆説的な教訓とも読み取れます。
具体的な実例
ある銘柄が好材料の連続で短期間に株価が大きく値上がりしたとします。
その後、材料が一段落すると、上昇した分と同じかそれ以上の勢いで株価が下落することがあります。
急騰の高さに気を取られて高値づかみをしてしまうと、下落局面で大きな含み損を抱えることになりかねません。
逆に、下落の谷が深い銘柄ほど、その後の反発(山)も大きくなりやすいという読み方もでき、値幅の大きさ自体を次のチャンスの手がかりとして捉える投資家もいます。
もしも証券でも体験できる
株シミュレーションゲーム「もしも証券」でストーリーアークが好材料続きで銘柄が急騰しているとき、そのまま買い増すのではなく「これだけ上がった分、下落幅も大きいかもしれない」と一歩引いて考える練習ができます。
実際に急騰後の下落をローソク足チャートで確認しながら、山と谷の関係を体感的に学べます。
急騰の高値で買ってしまい、その後の急落で含み損を抱える経験も、実際のお金を失わずに味わえる貴重な学びです。
何度も急騰・急落の波を観察するうちに、値幅の大きさから警戒レベルを判断する感覚が身についていきます。
