授業で株ゲームを使う難しさ
「もしも証券」の通常モードは、全プレイヤーが同じ仮想市場を24時間共有するリアルタイムのゲームです。
これは普段遊ぶ分には大きな魅力ですが、授業で使おうとすると一つ問題があります。
休み時間のたびに株価が動いてしまうため、「今日の授業で見せたい場面」を再現しづらいのです。
そこで作ったのが「スクールモード」です。
普段どおりのリアルタイム市場でクラスの中だけの順位を競う「クラス」と、教師が過去の相場を進めてクラス全員に同じ株価・同じニュースを見せる「タイムマシン授業」の2通りの使い方ができます。
スクールモードの仕組み
① クラス:いつもの市場で、クラス対抗
教師がクラス名を決めるだけで、6桁の参加コードとQRコードが発行されます。
生徒は名前とコードを入れて参加し、あとは全プレイヤー共通のリアルタイム市場で普段どおり売買します。
ランキング画面に「クラス」タブが増え、クラスのメンバーだけの順位(総資産・日・週・月の利益率)を見られます。
株価は授業時間外も動き続けるので、数日〜数週間の課題や宿題に向いています。
- ●準備はクラス名を決めるだけ(対象銘柄の選択などは不要)
- ●教師はクラス内ランキングを画面で確認し、CSVでダウンロードできる
- ●生徒の成績はクラス参加時に入力した名前で表示されるので、誰の結果か一目で分かる
② タイムマシン授業:同じ場面を全員で

- ●教師がクラス専用の「ルーム」を作成し、参加コードを発行
- ●生徒はコードを入力するかQRコードを読み取るだけで参加(メール登録・アプリインストール不要)
- ●教師は「タイムマシン」パネルで市場を進め(「次へ」で次の値動きへ、または日時を指定)、その時点の株価・ニュースを生徒全員に同期表示
- ●教師は参加者一覧と各生徒のポートフォリオ(現金・保有株・売買履歴)をいつでも閲覧可能

これがスクールモードの中心機能「タイムマシン」です。
教師が指定した日時に市場を進めると、その瞬間の株価とニュースが生徒全員の画面に同期表示されます。
「先週の材料でどう動いたか」を早送りで見せたり、逆に「次へ」で値動きを1つずつ進めて反応を待ったりと、授業のペースに合わせて自由に操作できます。
授業のあとは「振り返り」まで
- ●売買理由の記録:売買のたびに生徒が理由を書き込む(ルーム作成時に「必須」にもできる)
- ●振り返り画面:授業が終わると、最終ランキング・期間中に大きく動いた銘柄とその原因になったニュース・自分の売買と理由が1画面にまとまる
- ●CSV出力:成績と、全員の売買履歴(理由つき)をダウンロードして記録や評価に使える
「どのニュースの後に株価が動いたのか」「上位の人と下位の人で、売買の理由にどんな違いがあったのか」を、実際のデータを見ながら話し合えます。
教師用の振り返り画面には、そのまま使える話し合いのヒントも表示されます。
不要です。教師から共有された参加コードを入力するか、QRコードを読み取るだけで参加できます。メールアドレスの登録やアプリのインストールも必要ありません。ただしゲスト参加のままだと、別の端末やブラウザで開いた時に成績を引き継げないため、複数回の授業で使う場合は画面の案内からGoogleまたはAppleのアカウントを連携しておくのがおすすめです。
タイムマシン授業のルームは、通常の共有マーケットやランキングとは完全に別のデータとして扱われます。授業用の取引が普段のランキングや資産に影響することはありません。一方「クラス」は、普段のアカウント・資産のままクラス内の順位だけを比べる仕組みです。
こんな授業・場面で使える
- ●家庭科の「資産形成」単元で、実際に売買を体験させながら株価変動の仕組みを説明したい
- ●公民・政治経済の授業で、ニュースが市場に与える影響をリアルタイムで見せたい
- ●総合的な探究の時間で、1コマ完結の金融リテラシー体験ワークを組みたい
- ●文化祭や部活動で、クラス対抗・部内対抗の株取引コンテストをやってみたい
本物の株価データを使う教材と違い、架空企業とニュース連動のストーリーなので、生徒が「本物の証券口座と勘違いする」リスクもありません。
実際のお金は一切必要なく、失敗しても金銭的な損失がないため、思い切った売買を体験させやすいのも授業向きのポイントです。
50分×2コマの指導案、生徒用ワークシート、探究学習シートを配布しています。学習指導要領との関連や評価の観点もまとめました。
もしも証券の特徴
「もしも証券」は、全プレイヤーが同じ仮想市場を共有する株取引シミュレーションゲームです。
自分ひとりで完結するのではなく、他のプレイヤーの売買や生成されるニュースが市場全体に影響を与えるため、リアルな相場の緊張感を味わえます。
スクールモードのタイムマシンも、この共有マーケットの価格・ニュース履歴をそのまま利用しています。

- ●日本・米国あわせて200社以上の架空企業が上場
- ●ニュースが株価と連動して動く「ストーリーアーク」の仕組み
- ●AI・半導体、金融、EV、食品・外食など多様なセクター
実在の証券会社ではなく、あくまでゲームとしての位置づけなので実際のお金は一切必要ありません。
無料でダウンロードでき、アプリ内課金もない点も安心して続けやすいポイントです。
スクールモードのタイムマシン授業でも使う、いまの共有マーケットの株価です。銘柄を押すと、チャートやニュースをログインなしで見られます。
ログインなしでのぞくゲームで練習するメリット
リスクゼロで試行錯誤できる
最大のメリットはやはり「リスクゼロ」であることです。
実際の資金を投じるわけではないので、失敗しても金銭的な損失は一切ありません。
買うタイミングを間違えた、狼狽して売ってしまった、といった失敗もすべて次に活かせる経験として蓄積できます。
本物そっくりの値動きが体感できる
質の高いシミュレーションゲームほど値動きがリアルに作られており、ニュースや決算、市場全体のムードによって株価が変動する仕組みを体感できます。
チャートの動き方や「材料が出たときに株価がどう反応するか」といった感覚は、教科書を読むだけではなかなか身につきません。
専門用語が自然に身につく
PER・PBR・成行注文・指値注文といった専門用語も、実際に画面を操作しながら触れることで自然と頭に入っていきます。
用語集を暗記するよりも、実践の中で結びつく方が記憶に残りやすいものです。
ファンダメンタルズの基本用語を、もしも証券の銘柄詳細画面のスクリーンショットつきで解説した記事です。授業前の予習資料や、生徒への配布プリントの下敷きとしてもそのまま使えます。
無料でクラスを始める
スクールモードは完全無料で、事前申請や学校単位の登録は必要ありません。
教師がクラスやルームを作った時点ですぐに参加コードとQRコードが発行され、その場で授業を始められます。
クラスの場合
- ●① 教師が「クラスを作る」からクラス名を決め、参加コード・QRコードを発行
- ●② 生徒が「コードで参加する」から名前とコードを入力(QRコードなら名前だけ)
- ●③ 生徒は普段どおり売買し、ランキングの「クラス」タブで順位を確認。教師はクラス画面で成績を確認・CSV出力
タイムマシン授業の場合
- ●① 教師が「タイムマシンで授業をする」から対象銘柄・初期資金・売買理由の必須有無を設定
- ●② 生徒がコードかQRコードで入室
- ●③ 教師が「タイムマシン」で市場を進めながら売買を体験させ、終了後は振り返り画面で話し合う
リアルタイム市場でクラス対抗の「クラス」と、教師が相場を進める「タイムマシン授業」の2通りで使える無料機能です。生徒はコードかQRコードで参加でき、売買理由の記録・振り返り・CSV出力にも対応しています。
かかりません。スクールモードを含め、もしも証券はすべて無料で利用できます。アプリ内課金もありません。
1クラス(30人前後)を想定した設計になっています。参加人数が多いほど銘柄一覧やランキングの読み込みに時間がかかる場合があるため、対象銘柄はクラス規模に応じて調整することをおすすめします。
できます。クラス画面・タイムマシン授業の教師用画面から、成績(順位・総資産・利益率)をCSVでダウンロードできます。タイムマシン授業では、全員の売買履歴と売買理由もCSVで書き出せます。




