結論:知る→練習→少額で試す
株の勉強の仕方に迷ったら、次の3段階で進めるのがおすすめです。
いきなり分厚い本を読破しようとしたり、逆に何も知らないまま大きなお金で買ってみたりするより、ずっと挫折しにくく、失敗の痛みも小さく抑えられます。
- 1知る:株の仕組みと最低限の用語を、入門書やサイトでざっくり押さえる
- 2練習する:株ゲーム(シミュレーション)で、仮想資金を使って実際に売買してみる
- 3少額で試す:流れに慣れたら、失っても生活に影響しない金額で本番を始める
多くの初心者がつまずくのは、1から3へいきなり飛ぶか、1のまま止まってしまうかのどちらかです。
間に「2. 練習する」を挟むのが、この記事で一番お伝えしたいポイントです。
株の勉強方法5つを比較
株の勉強方法には大きく分けて次の5つがあります。
どれか1つが正解というより、それぞれ身につくものが違うので、組み合わせて使うのが効率的です。
| 本 | サイト・動画 | 株ゲーム練習向き | 少額投資 | |
|---|---|---|---|---|
| 費用 | 1冊1,500円前後 | 無料が多い | 無料 | 数千円〜(実際のお金) |
| お金を失うリスク | なし | なし | なし(仮想資金) | あり |
| 身につくこと | 体系的な知識 | 最新の話題・用語 | 売買の流れ・値動きの感覚 | 本物の緊張感・税金や手数料 |
| 弱点 | 読むだけで終わりがち | 情報の質がばらばら | 本物のお金ではない | 失敗すると実損 |
| 向いている段階 | 1. 知る | 1. 知る | 2. 練習する | 3. 少額で試す |
5つ目の方法として「セミナー・勉強会」もありますが、有料のものや特定の商品の勧誘につながるものもあるため、初心者のうちは証券会社や公的機関が開く無料のものから選ぶと安心です。
ステップ1:基礎知識を知る
最初から全部を理解する必要はありません。
次の4つだけ押さえれば、実際に売買を始めるための土台としては十分です。
株価はなぜ動くのか
株価は「買いたい人」と「売りたい人」のバランスで決まります。
業績の発表やニュースをきっかけに買いたい人が増えれば上がり、売りたい人が増えれば下がる、というのが基本の仕組みです。
成行注文と指値注文
株を買うときは「いくらでもいいから今すぐ買う(成行)」か「この価格になったら買う(指値)」かを選びます。
株の注文で最初に出てくる用語なので、真っ先に覚えておきましょう。
チャート(ローソク足)の見方
株価の推移を表すグラフがチャートです。
日本では「ローソク足」という形式が一般的で、1本で始値・終値・高値・安値の4つがわかります。
PER・PBR・ROEなどの基本指標
「この会社の株は割安なのか」を判断する材料になるのが投資指標です。
最初は意味がわかる程度で大丈夫なので、代表的な3つだけ知っておきましょう。
ステップ2:ゲームで練習する
株の勉強でよくある失敗が、本や動画でインプットを続けるうちに「まだ知識が足りない気がする」と感じて、いつまでも始められなくなることです。
その背景には、たいてい次のような不安があります。
勉強しても始められない理由
- ●損をするのが怖い
- ●専門用語は覚えたが、実際の画面でどう使うのかわからない
- ●買うタイミング・売るタイミングの判断に自信がない
こうした不安は、知識をさらに足しても解消しにくく、「実際にやってみる」ことでしか消えないものです。
そこで役に立つのが株シミュレーションゲームです。
使うのは架空のお金なので、失敗しても実際の資産は減りません。
買うタイミングを間違えても、それは単なる経験値として積み上がるだけです。
「習うより慣れよ」という言葉の通り、成行と指値の違いも、含み損を抱えたときの気持ちも、文章で読むより一度体験した方が圧倒的に早く身につきます。
ゲームで練習すると身につくこと
- ●注文の流れ:銘柄を選び、成行・指値で注文し、約定を確認するまでの一連の操作
- ●ポートフォリオの感覚:複数の銘柄に資金をどう配分し、含み損益がどう動くか
- ●ニュースと株価の関係:どんなニュースで株価が動くのかを、チャートと見比べながら考える習慣
- ●自分のクセ:焦って飛びつく・損切りできないなど、本番の前に自分の弱点に気づける

ステップ3:少額で本番を始める
ゲームで一通りの流れに慣れ、自分なりの売買ルール(どうなったら買う・どこまで下がったら売る)が言葉にできるようになったら、本物のお金で始める準備が整った目安です。
- ●生活費とは別の、失っても困らない余裕資金の範囲で始める
- ●最初は1〜2銘柄・少額に絞り、ゲームで決めたルールを守れるか確かめる
- ●証券口座の開設や、NISAの利用可否は各証券会社の公式情報で確認する
本番を始めた後も、新しい手法を試したいときや、相場が荒れて判断に迷うときは、いったんゲームに戻って練習するという使い方ができます。
もしも証券で株の練習を始める
「もしも証券」は、仮想資金100万円で日米200社以上の架空企業の株を売買できる無料の株取引シミュレーションゲームです。
成行・指値どちらの注文方法も体験でき、保有銘柄はポートフォリオ画面でいつでも確認できます。
ブラウザでもアプリでも遊べます。
全プレイヤーが同じ市場を共有しているため、自分ひとりのシミュレーションでは味わえない「市場全体が動く感覚」もリアルに体感できます。
ニュースが株価に反映される仕組みも用意されているので、値動きの理由を考える練習にも最適です。
架空企業での取引に慣れてきたら、実在する米国企業の株価・ニュースを扱う「リアル株モード」にも挑戦できます。
こちらも売買は仮想資金のみなので、実際のお金を使う不安を感じることなく、本物の企業を対象にした練習にステップアップできます。
いまの共有マーケットの株価です。銘柄を押すと、チャートやニュースをログインなしで見られます。
ログインなしでのぞくよくある質問
株の勉強は何から始めればいいですか?
まずは「株価が動く仕組み」と「成行・指値」などの最低限の用語を入門書やサイトで押さえ、その後すぐに株ゲームで実際に売買してみるのがおすすめです。知識を完璧にしてから始めようとすると、いつまでも始められなくなりがちです。
株の勉強にはどれくらいの期間が必要ですか?
決まった期間はありません。基礎用語をざっと知るだけなら数日、ゲームで売買の流れに慣れるのに数週間ほどを目安にし、自分なりの売買ルールが言葉にできるようになったら少額で始める、という進め方が一つの目安になります。
本とアプリ、どちらで勉強するのがいいですか?
身につくものが違うので、両方を組み合わせるのが効率的です。本は体系的な知識、アプリやゲームは実際の操作や値動きの感覚を身につけるのに向いています。
投資の知識が全くなくても株ゲームで練習できますか?
はい、もしも証券は初心者向けに設計されているので知識ゼロから始められます。操作しながら自然と用語や流れが身につきます。



