株シミュレーションゲーム(株の練習アプリ)とは
株シミュレーションゲームとは、実際のお金を使わずに株の売買を体験できるアプリやサービスのことです。
仮想の資金で株を売買し、値上がり・値下がりによる損益を疑似体験できます。
大きく分けると、実在する企業の株価を使うものと、架空の企業で遊ぶものがあります。
実在株は本番と同じ銘柄で練習できるのが強みで、架空株はニュースと株価の関係がわかりやすく、思い切った売買を試しやすいのが強みです。
ただし、どのアプリを使うかよりも大切なのが「どう練習するか」です。
なんとなく売買を繰り返すだけでは、ゲームが上手くなっても実際の投資には生きません。
この記事では、練習アプリを本番につなげるためのコツを紹介します。
実在株で練習できるアプリや積立のシミュレーションなど、目的別に選んだ株ゲームの比較は、FP相談サイト「資産相談ドットコム」の記事で紹介しています。
練習アプリで上達する5つのコツ
1. 本番で投資する予定の金額で練習する
練習アプリの仮想資金は、100万円や数千万円など大きめに設定されていることが多いです。
実際に投資する予定が月3万円なら、ゲームでも同じくらいの金額だけを使うようにしましょう。
金額が本番と違いすぎると、値動きへの感じ方も変わってしまいます。
2. 買う前に「買う理由」と「売るライン」を書く
「なぜこの株を買うのか」「いくらまで下がったら売るのか」「いくらまで上がったら利益を確定するのか」を、買う前にメモしておきます。
売ったあとにメモを見返すと、勝ち負けの結果ではなく、判断が正しかったかを振り返れます。
3. ニュースと株価の動きをセットで見る
株価が大きく動いたときは、その前後にどんなニュースが出ていたかを確認する習慣をつけましょう。
好決算なのに株価が下がる、悪いニュースが出ても株価が動かない、といった「予想と違う動き」に出会うことが、相場を理解するいちばんの近道です。
4. 1銘柄に集中せず、分散を試す
ゲームでは1つの銘柄に全額を入れると、当たったときに大きく増えます。
しかし本番で同じことをすると、外れたときのダメージも大きくなります。
業種や国を分けて複数の銘柄を持ち、分散するとどう値動きが変わるかを試してみましょう。
5. 期間を決めて振り返る
「1週間」「1か月」など期間を決めて、その間の売買を振り返ります。
勝った取引より、負けた取引の原因を見つけることに時間を使うのがポイントです。
同じ失敗を2回しないことが、上達のいちばんの近道です。
ポイント
練習アプリの目的は、ゲームで勝つことではなく、本番で迷わず判断できるようになることです。
ランキングの順位よりも、自分のルールを守れたかを大切にしましょう。
目的別の練習メニュー
何を身につけたいかによって、練習アプリでやることは変わります。
自分の目的に合わせて、次のメニューを試してみてください。
| 注文の出し方 | 成行・指値で同じ銘柄を買い、約定する価格がどう違うかを比べる |
|---|---|
| 損切り | 買う前に損切りラインを決め、届いたら必ず売る。逆指値注文で自動的に売る設定も試す |
| 利益確定 | 目標の株価を決めて指値で売る。OCO注文で利益確定と損切りを同時に置いてみる |
| ニュースの読み方 | ニュースが出た銘柄の株価を30分後・1日後に確認し、予想と比べる |
| 分散投資 | 業種や国の違う3〜5銘柄に分けて持ち、1銘柄だけのときと値動きを比べる |
| 米国株 | 実在の米国企業を扱うモードで、ドル建ての株価や時差のある値動きに慣れる |
注文方法の違いは「指値と成行の違い」、損切りの考え方は「損切りとは」の記事でくわしく解説しています。
練習アプリでよくある失敗
- ●**短期売買の繰り返し**:ゲームでは何度売買しても負担がありませんが、本番では手数料や税金、判断ミスが積み重なります
- ●**一発逆転の集中投資**:ランキング上位を狙って1銘柄に全額を入れる癖は、本番では大きな損失につながります
- ●**リセット前提の売買**:「失敗したらやり直せばいい」という感覚のまま本番を始めると、損失を放置しがちです
- ●**練習だけで終わる**:いつまでも練習を続けて本番を始められない人もいます。売買の流れがわかったら、少額で本番を始めるのも一つの方法です
どの失敗も、5つのコツで紹介した「本番の金額で練習する」「売るラインを決める」「期間を決めて振り返る」を意識すれば防ぎやすくなります。
もしも証券で練習を始める

「もしも証券」は、プレイヤー全員が同じ仮想の株式市場で売買する無料の株シミュレーションゲームです。
日米200社以上の架空企業の株価が、30分ごとに配信されるニュースで動きます。
成行・指値に加えて、損切りに使う逆指値や、利益確定と損切りを1つにしたOCO注文も使えるので、この記事で紹介した練習メニューをひととおり試せます。
実在の米国企業を扱う「リアル株モード」もあります。
練習の進め方
- 1ログインなしで相場をのぞき、ニュースと株価の動きを眺める
- 2仮想資金100万円のうち、本番で使う予定の金額だけで売買する
- 3買う理由と売るラインをメモしてから注文する
- 41週間ごとにポートフォリオとランキングを見て振り返る
ブラウザ・iOS・Androidで遊べて、料金はかかりません(アプリ内課金もありません)。
失敗しても、設定画面からゲームデータをリセットすれば初期資金からやり直せます。
いまの共有マーケットの株価です。銘柄を押すと、チャートやニュースをログインなしで見られます。
ログインなしでのぞくよくある質問
株の練習アプリは無料で使えますか?
多くの練習アプリは無料で始められます。もしも証券も無料で、アプリ内課金もありません。実際の入金や証券口座の開設は不要です。
練習アプリはどのくらい続ければいいですか?
期間に決まりはありません。注文の出し方がわかり、値下がりしても決めたルールどおりに売れるようになったら、少額で本番を始める目安になります。
ゲームで勝てれば、本番でも勝てますか?
そうとは限りません。ゲームではお金が減る怖さや税金・手数料がないため、本番では同じ判断ができないこともあります。勝ち負けより、自分のルールを守れたかを重視して練習しましょう。
実在の株と架空の株、どちらで練習するのがいいですか?
将来買いたい銘柄が決まっているなら実在株、まずはニュースと株価の関係をつかみたいなら架空株がおすすめです。もしも証券では、架空株の市場と実在の米国株を扱うリアル株モードの両方を使えます。



