01
高値覚えの意味
以前にその銘柄がつけた高い株価が記憶に焼き付いてしまい、実際には市場環境が変わって株価水準が下がっているにもかかわらず、「いずれあの高値まで戻るはずだ」と思い込んでしまう心理を指します。
過去の一時的な高値を絶対的な基準にしてしまうと、下落局面での適切な売り時を逃し、損失を広げてしまう原因になります。
相場は常に変化しているのに、記憶だけが過去の水準に固定されてしまう点に、この心理の怖さがあります。
02
具体的な実例
ある銘柄が一時的な好材料で2,000円まで上昇した後、材料が剥落して1,200円まで下落したとします。
「以前は2,000円だったから、いずれ戻るだろう」と考えて持ち続けているうちに、業績自体が悪化して株価はさらに1,000円を割り込んでしまう、というのはよくある失敗です。
過去の高値はすでに条件が変わった「過去の記録」に過ぎないという認識が必要です。
03
もしも証券でも体験できる
株シミュレーションゲーム「もしも証券」で一度大きく値上がりした銘柄がその後下落しても、「あの高値まで戻るはず」と根拠なく保有し続けてしまう経験を、実際の含み損の増減として体験できます。
ポートフォリオ画面で当時の高値と現在の株価を見比べながら、過去の記憶に縛られず「今の状況」で判断し直す練習を積み重ねられます。
