株で大損するのはどんな時?
「株は大損するから怖い」というイメージを持つ人は少なくありません。
ただ、大損した人の話をよく聞くと、運が悪かったというより、いくつかの共通したパターンに当てはまっていることがほとんどです。
逆に言えば、そのパターンを事前に知って避けるだけで、「取り返しのつかない大損」の多くは防げます。
この記事では、初心者が特に陥りやすい5つのパターンと、その防ぎ方を順番に解説します。
まず知っておきたい:現物取引なら損失は「投資した金額まで」
大損の話をする前に、一番大事な前提を押さえておきましょう。
自分のお金の範囲で株を買う「現物取引」の場合、損失は最大でも投資した金額までです。
仮に買った会社が倒産して株価がゼロになっても、失うのは買った代金だけで、それ以上の支払いを求められることはありません。
| 現物取引 | 自分の資金の範囲で売買。最大損失は投資額まで |
|---|---|
| 信用取引 | 証券会社にお金や株を借りて売買。預けた保証金の約3.3倍まで取引でき、損失が保証金を超えることもある |
つまり、「株で借金を背負うほどの大損」をするのは、ほとんどの場合、信用取引のように借りたお金で取引しているケースです。
初心者のうちは現物取引だけにしておけば、少なくとも投資額以上に損をすることはありません。
株で大損する人の5つのパターン
1. 信用取引で実力以上の金額を動かす
信用取引では、預けた保証金の約3.3倍までの金額を取引できます。
値上がりすれば利益も約3.3倍になりますが、値下がりしたときの損失も同じ倍率で膨らみます。
損失が一定の水準を超えると「追証(追加保証金)」の差し入れを求められ、払えなければ強制的に決済されて損失が確定します。
2. 1つの銘柄に資金を集中させる
「この株は絶対に上がる」と思い込んで全財産を1銘柄に投じると、その会社の業績悪化や不祥事ひとつで資産全体が大きく目減りします。
複数の銘柄や業種に分けて持つ「分散投資」は、地味ですが大損を防ぐ最も基本的な方法です。
3. 損切りできずに「塩漬け」「ナンピン」を繰り返す
買った株が値下がりしたとき、「いつか戻るはず」と売れずに持ち続けたり、平均の買値を下げるために買い増し(ナンピン)を繰り返したりすると、下落が続いた場合に損失が雪だるま式に大きくなります。
含み損を認めたくない気持ちは誰にでもありますが、「ここまで下がったら売る」というラインを買う前に決めておくことが重要です。
4. 話題の銘柄に高値で飛びつく
SNSやニュースで急騰が話題になった銘柄は、すでに多くの人が買った後で、株価が実力以上に上がっていることがあります。
話題が落ち着くと急落しやすく、高値で飛びついた人ほど大きな損失を抱えがちです。
5. 生活費や近いうちに使うお金で投資する
生活費や数か月後に使う予定のお金で投資すると、株価が下がったタイミングで売らざるを得なくなり、本来は待てば回復したかもしれない損失を確定させてしまいます。
また、「減ったら困るお金」を使っていると焦りから冷静な判断がしにくくなり、上の1〜4のパターンにも陥りやすくなります。
大損を防ぐためのルール
5つのパターンを裏返すと、初心者が守るべきルールが見えてきます。
大損を防ぐ5つのルール
- ●慣れるまでは信用取引を使わず、現物取引だけにする
- ●1つの銘柄に資金を集中させず、複数の銘柄・業種に分ける
- ●買う前に「ここまで下がったら売る」という損切りラインを決めておく
- ●話題になって急騰した銘柄に、理由を確かめずに飛びつかない
- ●生活費とは別の、失っても困らない余裕資金の範囲で投資する
頭で理解するのは簡単ですが、難しいのは「実際に含み損を抱えたときに、決めたルールを守れるか」です。
そこで役立つのが、本物のお金を使う前の予行演習です。
本番の前に「大損の予行演習」をしておく
株シミュレーションゲームなら、使うのは架空のお金なので、大損しても実際の資産は1円も減りません。
あえて1銘柄に集中投資してみる、損切りラインを決めずにナンピンしてみる、といった「やってはいけないこと」も試せます。
実際に含み損が膨らんでいく画面を見ると、「売れなくなる気持ち」や「取り返したくなる焦り」がどういうものか、身をもってわかります。
本番でその気持ちに初めて出会うより、ゲームで一度経験しておく方がはるかに安全です。

ゲームで確かめられること
- ●集中投資と分散投資で、資産の値動きがどう違うか
- ●損切りラインを決めた場合と決めなかった場合の結果の差
- ●含み損を抱えたとき、自分は冷静に判断できるタイプか
もしも証券で大損を体験しても、何度でもやり直せる
「もしも証券」は、仮想資金100万円で日米200社以上の架空企業の株を売買できる無料の株取引シミュレーションゲームです。
取引は現物取引のみで、成行・指値どちらの注文方法も体験できます。
ブラウザでもアプリでも遊べます。
ゲームで大損してしまっても、設定画面からゲームデータをリセットすれば、初期資金100万円からいつでもやり直せます。
本番では一度きりの失敗を、ここでは何度でも練習できるのが最大のメリットです。
よくある質問
株で借金を背負うことはありますか?
自分のお金の範囲で売買する現物取引であれば、損失は最大でも投資した金額までで、借金になることはありません。借金になりうるのは、証券会社からお金や株を借りて取引する信用取引などで損失が保証金を超えた場合です。
株で大損しないためには何から始めればいいですか?
まずは現物取引だけにする、余裕資金の範囲で投資する、買う前に損切りラインを決める、の3つを守ることが基本です。実際にルールを守れるか不安な場合は、株ゲームで仮想資金を使って練習してから始めると安心です。
株ゲームで大損しても本当にお金はかかりませんか?
はい、もしも証券で使うのは仮想資金なので、どれだけ損をしても実際のお金は一切かかりません。ゲームデータをリセットすれば、初期資金からやり直すこともできます。



